■藤田耕司さん プロフィール
公認会計士。監査法人での会計監査人として主に会計に関する部分に携わり、
企業全体の内部統制のチェックなどを行う。さらに数字や内部統制に関する相談に対しての
アドバイス、コンサルティングなどの実績も重ねる。
19歳ころから脳についての関心が高く、イメージトレーニングの重要性を
本で読み毎日行うなど、自分なりに探求していました。
もっと自分の脳の可能性や使い方を知りたいと考える中で、疑問に思っていたのは、
電化製品には取扱い説明書がある、そして使うために説明書を読む人も多いと思うのですが、
複雑であればあるほど説明書が必要です。
一方、人間はすべての行動に脳を使うわけですよね、それはとても複雑なのに、
なぜ脳には説明書がないのだろうか?ということです。
◆ 脳は使うものという感覚だったのですか?
取扱い説明書を読んでからの方が、効率的だろうと思っていました。
大学受験や公認会計士の試験の時なども、記憶のメカニズムをまず勉強して、
それから試験の勉強を始めていました。
そういう考え方を持っていましたので、御社のホームページを見て、NLPはまさに
探していた取扱い説明書だと思いました。衝動的にコースに申込みしていましたね。
◆ マスタープラクティショナー認定コースまで受講されて、その目的は叶いましたか?
ワーク全体を通して、脳の潜在意識や潜在能力とはこういう性質を持っているんだなと、
トータル的にわかってきたと思います。
脳の仕組みとか特徴のようなことが、感覚的にわかってきたという感じです。
脳の取扱いの探求以外に、NLPを学ぶにあたってはコミュニケーション能力を高めたい、
目標に向けて自分はどう進むかを明確にしたいという目的もありました。
目標達成へのプロセスに関しては、例えばチェイン・プロセスやビリーフチェンジプログラム
などのワークはとても理にかなっていて、有効なものだと思っています。
セミナーで学んだすべてのワークの具体的な方法やステップは、
いつも何かの状況に使えないかなと考えていますし、
これからも大きな発見がありそうで楽しみにしています。
人は目標があるとそれに集中するので、エネルギーが効率的に前向きに使われているのではないかと
思いますが、ワークでより目標やプロセスが明確になったことで、出会う人のステージが高くなってきた。望むステージに向けて自分が上がっている感じがしています。
◆ 様々なシーンでNLPを活用したり、探求をされているそうですね。
プラクティショナー認定コースで学んだことで一番インパクトに残っているのは自己重要感について。
それから1日1回誰かの自己重要感を満たすということを目標にして、
部下のことをよく褒めるようになりました。
今の電話の受け答えが上手いねなど、細かいことでも褒めるところがないかと
探すようにもなりました。
褒められると、人ってすごくうろたえるんですよ。
褒められ慣れていないと照れて、どう答えていいかわからなくなるのですが、でも嬉しそうにしている。
人は思いこんだら勝ちなのだと思います。
だからいくら照れても本気でそう思ってくれれば自信にも繋がって、
もっと良いパフォーマンスが発揮できるようになるのではないかと思っています。
部下がどんどん自信を付けていってくれるようになりました。
プライベートでも活用方法を試していまして、
NLPを学び始めてからは、緊張やストレスを感じる時さえ、
NLPをどう使うかを試せるチャンスだ!と楽しんでいます。
例えば、 “緊張”と“緊張している体”や、“ストレス”と“ストレスを受けている体”を、
いったん切り離して考えてみる。
NLPで言うアソシエイト/ディソシエイトして、「緊張って何だ?」「ストレスって何だ?」
というところから分析してみるんですね。
繰り返していくうちに克服する方法がわかってきたようで、
様々な状況で自分をコントロールできるようになってきたと感じています。
他にもNLPを試して面白い結果が出たのは野球。
数年振りに野球をして、ピッチャーをすることになりました。投げ方を忘れていましたので、
せっかくだからNLPや潜在意識が使えるのかなと思い試してみました。
無意識とかイメージトレーニングを活かして、どうやったら速い球を投げられるかを実験したんです。
そうしたら野球をやっていた当時よりも速い球が投げられたんですよ(笑)。
大きな変化として、自分の考え方が変わってきました。
人生全般の考え方、価値観、世界観がかなり変わってきましたね。
今までうすうす感じていたことが、確信に変わったという感覚もあります。
例えば私は人を集めるも仲良くなるのも得意な方なので、いろいろな方と自然と交流を
広げてきたのですが、どうして得意なのかはわかりませんでした。
あるいは、価値観を共有することの重要性は感じていましたが、
無意識にやっていたことでしたので、具体的に何がどうして大事で、どうやって相手の価値観を
引き出していたのか、ということはわからなかった。
NLPを学ぶうちに、こうやったから上手くいったのだと理由がわかりました。
説明して体系化してもらったように、はっきり理解できました。
そうすると、今までやっていたことに意識して工夫が加えられるので、
これまで以上に信頼を築く上で大事なポイントを押えられるようになったと思います。
こうした変化や気づき以外の大きなメリットは、仲間や講師の方と知り合ったことです。
仲間はみんなが向上心、向学心も高いので、質の良い本を知っているし教えてくれます。
これまでは本屋に並んでいる平積みの本を買っていましたが、
今は仲間うちで、たくさん本を読んでいる人が推薦してくれるものを読むようになりました。
そういう人たちと接するので、価値観も変わってきましたし本当に良質な知識を
インプットできるので、とても勉強になっています。
自分の取扱い説明書を知ってから、
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そして体験して思うのは、NLPも学ぼうと思えば本で読むだけで学べる。
でも多分それは、学んだ気になっているだけで本当はわからないと思うのです。
ワークで体感しないとわからないし、セミナーを受けないとできないことですから。
NLPを勉強して、もっと自分の脳の使い方や体の使い方を知って下さい。
勉強できるチャンスは、積極的に自分のものにして頂きたいと思っています。
ここでこれを学んでおくのと、学ばないのとでは大きく違う。
始めの幅(差)は小さくても、将来的に何年か経ったときの幅(差)はとても大きいです。
ただ、正直NLPはあまり広まって欲しくないですね。
御社にとっては困るかもしれませんけど、みんなが使いはじめたら怖いですよ。
例えば販売心理学セミナーとか、あれを営業の人が知って
あのスキルで売り込まれたら買っちゃうなと思うんですよ(笑)。